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E-0018
本わさびのにおい成分解析
ガスクロマトグラフ質量分析法 (GC-MS)
___________
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ことが知られています。今回、岐阜県大垣市の「名水わさび」様で生産されている本わさび(真妻)
を使用して、そのにおい成分の差を確認することができました。
_____ チューブ型わさびA:原料に本わさびの記載 チューブ型わさびB:原料に本わさび、西洋わさびの記載
___________
_わさびBを、Fig.1に記すように処理し、分析を実施しました。各わさびについてGC-MSで
_得られたガスクロマトグラム (Fig.2) を比較し、本わさびとチューブ型わさびとの検出成分に
_違いがあることが確認されました。
_最も検出された本わさび(真妻)のアリルイソチオシアネートの検出量(ピーク面積値)を100%とした比率を表記
※各成分のにおい閾値*5が不明であるため、どの成分がどの程度 (わさびの) においに寄与しているかは不明
*4 国際連合食糧農業機関 (FAO) https://www.fao.org/home/en/ における
___Food safety and quality “Specifications for Flavourings” Odour の項引用
*5 におい閾値とは、人がにおいを感じるための最小の量
イソチオシアネート」をはじめ、様々なにおい成分が検出されました。チューブ型わさびから得ら
れた結果と比較すると、イソチオシアネート類の成分においては、検出量に有意な差が確認され
ました。
また、西洋わさび特有のにおいとして知られている「2-フェニルエチルイソチオシアネート」は、
西洋わさび入りのチューブ型わさびにおいてのみ、検出されました。
なお、その他、論文等で報告されている本わさび特有の成分は、本試験法では適していない、
もしくは、極微量であるため検出できなかった可能性があります。