光学顕微鏡による鱗の受託観察事例 | イビデンエンジニアリング

A-0014

鱗の観察による魚齢の推定

光学顕微鏡

魚の鱗には木と同じように年輪があり、年輪を数えることで魚齢が推定できます。また、年輪の間隔を調べることでおおよその成長スピードが推定できます。

■外観写真・分析概要
51のクロダイ(チヌ)から鱗を複数枚採取して、デジタル顕微鏡による観察と計測を行いました。尚、鱗は剥がれても再生するため、傷つきにくいと思われる箇所から採取を行いました。


Fig.1 試料外観

■分析結果
デジタル顕微鏡での観察結果から、魚齢は17年であることが推定されました。また、年輪の間隔から生まれて数年は成長スピードが速く、魚齢を重ねると成長スピードは遅くなっていくことが確認されました。


Fig.2 鱗の年輪測長結果

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